めいぽ&詩ブログですヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノ
願わくば少しでも楽しき一時を。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
真夜中の家。明かりは蝋燭が照らすのみ。周りに異臭を漂わせつつ、そこで蠢く人影。
そんな不審者。こと。俺、凪月 涼17歳。彼女募集中!
とか。誰にかけてるかも分からない言葉を発し始めてるあたり自分も来てるかもしれない。
いや。負けるな自分!負けないぞ俺は!
きっ!と過労によってできた血走る目を前の現状に向ける。
こぽこぽと紫の泡を立てる液体やら触れることすら出来なさそうな煙を巻き上げる真っ赤な石。
その他諸々。そしてそれらは一つの紙に書かれた赤い円形の陣によって規則的に並べられていた。
しかし事細かに描かれ規則的に配置された魔具は陣の中央だけはぽっかりと空白になっていた。
ここの空白に術者の血を垂らせば完成だ。
思えば長かった。
金曜日の放課後、担任が用意してくれちゃった宿題。
「低級精霊の召喚」
こいつのおかげで俺は朝早くおきて魔具専門店から買い漁り買い漁り。
昼からこつこつとドミノ倒しのように準備して。一度魔具が爆発したときはもう駄目かとも思った。
だが!この戦争も終わる。
後は少し痛いのを我慢して俺の栄養満点な血をこいつに注いでテキスト通りに言えばおっけー!
楽しい惰眠を貪る日曜日が俺を待ってるぜ!
と。明日のことを考える前にさっさと終わらせるか。
②へ続く。
PR