めいぽ&詩ブログですヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノ
願わくば少しでも楽しき一時を。
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それは低級魔法で呼べるはずの無い「魔女」であった。
それは並の女性の比ではないほどの美しさをもつ魔女。
身長は軽く170センチを超え、引き締まった体。豊満な胸。すらりと長い脚。
モデルですらこれを見たら羨むだろう。
顔は人形のように整い目は切れ長で冷たい印象を受けるがそれでも尚魅力を損なわないほどであった。
肌は白く雪のような印象を受ける。
髪は肌の対になるようにどこまでも黒く暗く。まるで闇のようであり妖艶であった。
しかし、魔界の者たる特徴もしっかりと持ち合わせていた。
瞳が紅く。血走ったような赤ではない深紅の赤を。
そんな規格外な少女を前にただただ愕然とする俺にその少女は不敵にそれだけで見た男全てを虜にしそうな微笑を浮かべゆっくりと俺に近づきながら語る。
「まさかこの私を、こんな、こんな所に召喚するとはな。」
今にもくっつきそうなほどにまで近寄り俺は胸の高鳴りで死ねそうだった。
その少女よりも少しだけ高い俺を上目遣いに見て言う。
「こんな。楽しそうな所に召喚した礼だ。」
ぐっと顔が近づき。完全に唇が重なる。
その唇が離れ更に笑んでいる少女の顔を見つつ。今度こそ俺は本当に真っ暗になった。
俺。明日からどうしようかな。
なんて刹那、思いながら。
日常が少しだけ。遠ざかる。
第壱章「非日常の召還」
~終~
第弐章「非日常からの介入」へ続く。
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